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代表野口の資格・検定研究ラボ - 検定のすゝめ
コラム

CBTで実現できるテストの可能性

The Possibility of CBT

今回は、CBTで実現できるテストの可能性について触れたいと思います。

CBTとPBTの比較

―まず、PBT(紙試験)では実現できない点についてご紹介します。

  • 動画が使用できます。例えば、実際の映像を見ての医療診断などの試験実施が可能。
  • 音声が使用できます。例えば、語学試験でのListeningやSpeakingの試験実施が可能。
  • シミュレーションプログラムが使用できます。例えば、ある操作を行うとある動作をして正解を導くプログラムを作成し搭載することができますのでExcelなどのツールの操作方法を確認するなどの試験実施が可能。
  • 画像の拡大縮小や色の反転表示など、アクションを加えることができます。例えば、色の反転表示などは色弱者に対しての対応が可能。
  • ペンタブレットなど外部媒体を利用して実際に文字を書くことができます。※当社では漢検CBTで実際に運用しています。

―続いて、システム面では以下が実現できます。

  • ランダム出題、選択肢のシャッフルなどの問題出題が可能。
  • 暗号化により問題データの試験時間までのセキュリティ管理をデジタルに制御できますので試験問題の事前漏えいなどのリスクの軽減が可能。
  • 試験資材の物流では紛失や事故のリスクがありますが、問題データ、回答データの通信制御により物流が発生せず、コストや運用スケジュールの短縮化、完全回収などの確率を高める事が可能。
  • 問題ごとの試験時間も測定できますので、適正な試験時間の管理・分析が可能。

CBTの可能性

今ではHTML5などのWebの標準化技術も発達してきていますので、CBTの世界では場所を選ばずにPCやスマホなど、全てのWebブラウザで試験実施が可能です。自宅や学校内・企業内での試験実施が容易になり、さらに試験中にカメラ撮影や指紋認証などのバイオ認証を入れることで、遠隔でも本人の監視・確認を行いながらの試験実施が現実となってきています。

また、分析ロジックを入れたCAT(Computer Adaptive Testing=適応型試験)のように、受験者のレベルに応じた問題出題の実現なども可能です。
ちなみにテストの世界では、CATのことをコンピューターテストの第2世代と分類しています。

第1世代は、一般的なコンピューター試験と定義し、第3世代では、学習そのものを支援する連続測定型のテスト(CM: Continuous Measurement)、第4世代では、知識工学を利用した知的判断型テスト形式(IM: Intelligent Measurement)といった世界の実現を考えているそうです。

少々難しいので、イメージをお伝えすると、現状が第2世代のCATまでの実現ができていると思います。受験者の能力を、より正確に測定する仕組みがCBTだからこその世界で実現できています。

しかし第3世代以降では、テストにとどまらずCBTを利用することで、学習そのものの効率を上げる世界を実現できるのではと考えています。

学校機関でIRT理論やCBTでの測定を活用して、教育者と学生が自分の能力を正確に把握し、適正な教育を受けていくことを継続して実現できるシステムが今後提供されていくのだと思います。

次世代ニーズへの対応

このようにCBTの世界は進化を遂げており、紙試験では実現できなかった表現力、適正な出題、採点などの世界を実現できます。

プラットフォームもPCだけでなく、スマホやタブレット、試験実施場所もテストセンターだけでなく、自宅や学校、企業内でと多くのニーズに応えることができるソリューションが求められています。

CBTを「ただ単に紙をコンピューターに置き換えただけで何が変わるの?」と思っておられる方は、コンピューターだからこそできることに視点をおいてみると、この世界の発展性や可能性に興味を持っていただけるのではと思います。このような視点で一考していただけると面白い発見に出会えると思います。

当社も国内CBT業界を牽引する企業として、社会のニーズに応え貢献できるCBTを活かしたソリューションの提供と実現を今後も考え続けていきます。
是非、CBTを利用して新しいサービスの実現を考えていらっしゃる試験団体様は、当社へご相談いただけますと幸いです。実現方式を一緒に考えてまいりましょう!

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