リモート監視テストの今後について
future of remote monitoring test
コロナ禍の影響が大きいですがリモートテストへのニーズが非常に伸びています。当社においても、AIが監視する「Remoty AI+」、人間が遠隔で監視する「Online Test Center」を昨年リリースさせていただきました。試験主催者様からの導入のニーズは高く、既に10,000人を超える受験者に対して試験実施を行えた状況です。
リモートテストのニーズは拡大へ
今後コロナウィルスへの対応については、医療の発達に伴い問題が軽減されて、風邪やインフルエンザのような扱いになるのでは?といった見解もあります。
だからといって完全にコロナ前の社会とはならないのではないでしょうか。リモートテストのニーズは、今後も継続して減少よりも拡大の方向に推移すると思っています。
Remoty AI+
当社のAIは、本人認証、カメラが撮影している画面内に複数人が写っていないか、画面外に席をはずしていないか、画面内で不正行為を行っていないかを見ています。
かなり賢く、画面内の動作であれば不審な動きは全て捉えます。その前後の映像を後程、管理画面から確認ができますので、最終的にはポイントだけ見て人が判定する事が可能です。ただ、カメラの撮影範囲外で行われた事に関しては、何か怪しい行動はしているのかは分かりますが、不正と判定するまでは難しいかもしれません。
Online Test Center
一方で試験官が遠隔でリモート監視する「Online Test Center」では、受験中の受験者の挙動および受験中のモニター画面の確認を当社認定試験監督官が行っています。
こちらはかなり精度が高く、受験者にとっては四六時中監視されていることに加えて、試験会場での受験と異なりどのように監視されているかが分からない事から、かなり厳格に試験を運営できるイメージを持っています。ただ人間ですので、試験監督自身がよそ見をしていたり別の事を考えていて注意散漫な状態であると見落としのリスクは否定できません。
受験者自身からは、試験監督官がどのように監視をしているのかを見ることができませんので、その点においては試験会場での監視よりも優れているかもしれません。
ただ、怪しい行動を見せずにカメラの死角で堂々と不正行為をされてしまうと難しい部分はあります。試験会場でのリアルな試験監督にはやはり敵わないと思いますが、AIのみの監視と比較するとある一定のレベルでの品質担保はできそうです。
AI + 人で厳格な試験監視環境を
今年の大学入学共通テストでは、不正行為が起きました。袖にスマホを入れて死角でカンニングをされてしまうと、試験監督官が見つけることは難しいと物議を醸しました。
確かに人間が見つけるのは難しいかもしれません。逆にAIであれば不正な動作として検知はできると思います。AIが一人一人を監視しながら、不正行為をしていそうな受験者にアラートを流し、試験監督はそのアラートの出た受験者には特に注視して監視するといった「AI+人」の監視方法が確立されれば、これまで以上により厳格な試験監視環境を整える事ができそうです。
当社では、今後もAI分野を研究しこういった機能をCBTやリモートテストに導入し、より厳格な試験制度運営に進んでいこうと考えています。
AIが監視する「Remoty AI+」や認定試験監督官が遠隔で監視する「Online Test Center」などのサービス導入を検討されている試験主催者様は、是非当社にご相談していただければと思います。