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代表野口の資格・検定研究ラボ - 検定のすゝめ
コラム

「オンライン・テストセンター」モデルを考える

Online TestCenter

Remoty AI+で可能になったこと

先日、AIによる遠隔監視テストモデルの「Remoty AI+(リモティAIプラス)」を発表させていただきましたが、

  • 最後まで本人が受験しているのか?
  • 周りに人がいないか?
  • カンニング等の不正行為をしていないか?

上記の点がある程度の精度でAI判定で分かるというところまでは実現可能となりました。

AIによる遠隔監視テストの課題

しかし、やはり100点の不正防止を取る事は難しく、カンニングらしい行動を取っていてAIも判定しているが、受験している現場全体を撮影できているわけではありませんので、受験者を明確に不合格と判定できるのか、受験者からのクレームに対して、本当にカンニングの証拠があったと断言できるのか?といった課題が残ります。

また、受験中にモニターを見て真面目に試験を取り組んでいるようで、実はGoogle等で試験問題の解答を検索して答えている場合、AIで見分けるのは難しい点があります。
また、問題漏えいに関しては試験中に何らかの方法で画面を録画されているとすれば、ほぼ防衛は不可能です。

もちろんその打開策としてCBTサービスがあるので、こちらを利用していただければ問題はないのですが、試験主催者様の声を聞きますと、そのCBTでさえも実施を悩む状況でもあります。

不正防止の精度を上げる「オンライン・テストセンター」

IBTにおいて、もっと不正防止の精度を上げるためには?
という事で「オンライン・テストセンター」モデルをご紹介します。

一言で申し上げますと、オンラインで試験をしてもらい、リアルな人間の試験官が試験の間中、オンラインで試験監督を行うものです。

斬新さは特にないモデルでコストはかかりますが、試験中は試験監督が常に監視し、かつ会話も受験者と行いながら実施するため、AI監視に比べてかなりリアルなテストセンターで行うモデルに近く不正防止の実現が可能です。

受験の流れとしては、以下のようになります。

  1. 挨拶から始まり、試験の説明をした後
  2. 本人確認も免許証や学生証等、実際に声を出して提示してもらい確認する
  3. まわりに人がいないか不正な書物等がないかカメラで映してもらう
  4. 試験を実施してもらう
  5. 不正な行動らしきものが行われれば指摘し、その怪しい部分を提示させたり、カメラで映させる等して実際に不正行為を追及・確認する

更に受験者だけでなく、現在のリモート会議のシステムを使えば、受験者のモニタも監視可能なので、受験者だけでなくモニタを共有させることで、モニタも監視できます。
そのためGoogleで検索する等の行為を行う事はできなくなります。

AI判定のRemoty AI+が50点のセキュリティを担保するのに対し、こちらのリアルな遠隔試験監督による監視サービスは80点から90点近いセキュリティ監視が可能です。

「オンライン・テストセンター」のコストについて

受験者が受験をする間、リアルな試験監督が常に監視をする必要があり、その試験監督を常にアサインしなければならないため、コストは相当にかかります。

そこで、当社の試験予約・座席管理システムの組み合わせが役に立ちます。

この「オンライン・テストセンター」モデルで一度に監視できるのは受験者3~5人程度と考えられますので、実際のテストセンターと同じように「オンラインテスト会場」に5名枠として登録をし予約をしてもらいます。
その時間に試験監督をアサインし、受験者の方々の監視をしてもらいます。

試験監督の時間コストを3,000円/1時間と考えるならば、5人を監督すれば一人当たりの単価は600円にまで落とせます。
もちろん常に満員となるわけではないので、平均で半分処理を考えますと1200円程度のコストとなります。

リアルな会場を抑えて実施することを考えますとそこまで大きなコスト差が生じるわけではありません。
会場費が値上がりしていることを考えてみますと、むしろ安いくらいではないでしょうか。

このオンライン試験監督を育成していく事で、コロナ禍の試験実施サービスとして、IBTでありながら高い精度での不正防止が可能な試験が実施できます。

「オンライン・テストセンター」モデルは、もう一つのモデルとして提唱できると考えています。

コロナ禍での試験実施方法と特徴

  1. リアル会場を用いながらも分散して行うテストセンターモデルのCBT
  2. IBTにAI判定を行う事で安価に不正防止を一定担保する「Remoty AI+
  3. IBT受験

上記のような試験実施方法がありますが、リアル試験監督がオンラインで実際に監視する「オンライン・テストセンター」モデルの3サービスを当社としては試験主催者様に提供してまいります。

1 は不正防止の精度は100点、高コスト
2 は不正防止の精度は50点、低コスト
3 は不正防止の精度は80点、やや高コスト。同時刻開催での対応受験者数に制限がある

といった特徴があります。

ご興味のある試験主催者様がおられたら是非、当社へご相談をいただけますと幸いです。

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