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CBT導入時の問題登録の手順

CBT試験では、紙で行う試験のように都度都度の問題作成は行いません。

試験実施時の利便性やセキュリティーの観点から、全て事前に問題を登録します。

今回は、問題登録の手順や登録に必要なフォーマットについて解説します。

CBT導入決定

CBTの導入を決められると、最初にミーティングの場を儲けて今後のスケジュール調整を行います。

主催者側には、最初に登録する問題を作成していただきますが、まずは実稼働には1ヶ月半~2ヶ月ほどの時間が必要だと認識してください。

CBTの問題登録までにやること

CBTソリューションズ(以後CBTSと表記)のCBTサービスでは、試験問題を主催者にご用意いただくにあたり、試験仕様の提示をお願いしております。

試験仕様書の内容は、「問題数」「試験時間」「出題形式」などがあり、登録に必要な問題数の目安は出題数の約3倍と想定しています。

CBTシステムへ問題を登録する

CBTSのCBTサービスでは、「CBTSで問題登録を行う」パターンと「主催者自身で登録を行い」パターンを用意しており、どちらかを選択していただきます。

登録の際には、専用のExcelフォーマットを用意しておりますので、そちらに記入して登録作業を進めていきます。この段階では、主催者で用意した問題を「人的リソースが不足しているのでCBTSに委託する」か、「今後のCBTシステム運用を把握するため自社で登録まで行う」かの選択をしていただくことになります。

CBT問題登録開始

実際の作業工程を簡潔に解説します。作業工程を3段階に分けて説明しますが、必要期間は大体の目安と解釈してください。

ここで重要になってくるのは「検証」です。

第一段階

主催者が問題をExcel化して、システムエンジンに登録を完了するまでの期間が第一段階です。
「登録を完了」とは言いましたが、あくまでも1回目の登録で、今後の大事な作業である検証に入るまでの段階です。

第二段階

一回目の問題検証を行います。検証はCBTSと主催者がそれぞれ行い、問題を公開できる状態にするために修正点を洗い出す作業になります。
基本的には、最初にCBTSが最初に検証を行い、その後に主催者側の検証に入ります。

両者の検証が終わると、主催者側が修正ポイントを決定して、CBTSに問題修正通達をします。
CBTSは、主催者から受け取った修正通達の内容を基に、問題修正を行います。

この一連の流れは、約1ヶ月かけて進めていきます。

第三段階

問題修正が済んで修正登録を行います。
その後は、1回目と同じくCBTS~主催者の順番で2回目の検証に入ります。

2回目の主催者検証が終わり、主催者が校了をして登録作業は完了です。
問題登録の後は、2階の検証を時間をかけて行う。

徹底した検証作業を経て、信頼性の高い問題が公開されることになります。

問題登録期間中は

主催者側で問題を作成している期間や、検証を行っている期間はCBTS側で主催者の意図に沿ったシステムの環境整備やシステムのカスタマイズを行っていきます。

登録作業完了後に提供する管理画面の構築や、テストセンター事前準備の説明の用意をします。

登録した問題を公開して試験を実施

登録作業を中心に、前後の工程も併せて説明しました。
従来の紙試験とは、効率がアップするとはいえ事前準備は初めてのことばかりと思います。

不明点は随時質問するようにお願いします。

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