Column

コラム

Column

CBTでも一斉試験が可能 導入への条件は?

CBTの一斉試験が可能になりました。

CBT試験の方向性の真逆とも思える、全国一斉試験。

今回は、CBTソリューションズが提供する一斉試験モデルの概要と、導入への条件を解説します。

CBTの一斉試験モデルとは

その名の通り、受験者が都合の良い日程を選んで受験するスタイルではなく、試験日が指定され一斉に試験が行われることです。

本来、CBTの方向性は、「随時開催」「全国分散型」で運用されていました。

しかし、1部の業界で一斉試験を望む声が強く、全国の受験者を一堂に会することなく一斉スタートのみ実現したのが、CBTの一斉試験モデルです。

CBTのスタイル

従来の試験は、試験日が指定され試験会場も決められたうえで、開催されていました。

しかし、国家試験のように、全国規模で同じ試験を行う場合、受験者の居住地域によっては試験会場までの利便性の良くないケースがありました。

人によっては日帰りの難しいケースもあり、試験を受けるために前日から宿泊して余分に日程を確保しなければならないこともありました。

全国分散型が実現したCBTが、時代の波に乗るように普及したのは、利便性を求める受験者の後押しが大きかったかもしれません。

多くのニーズに応える形で、都合の良い日を選択して都合の良い場所で受験できる、分散型のCBTが拡大してきました。

一斉試験を望む声

誰もが望んだように思えるCBTのスタイルですが、1部では一斉試験を望む声が残っていました。

通年随時開催を基本とするCBTですが、「入学試験」「入社試験」のように、開催が随時では都合の悪い試験も存在します。

そこで、一斉試験を望む声に応えてCBT一斉試験モデルが誕生しました。

CBT一斉試験モデルとは

全国分散型・試験日程指定が、CBT一斉試験モデルです。

試験の性格性から日程は指定されますが、分散型で得られる利便性は残されています。

このスタイルで、試験日がされても遠方地の住む人の利便性は残されているので、受験者全員の公平なチャンスも確保されました。

CBTの制約

全く問題がないわけではありません。

CBTは、同じスペックのパソコンを同じ条件のネット環境で、受験者の人数分揃える必要があります。

試験会場になるテストセンターはパソコン教室を利用していることが多く、1つのテストセンターで揃えられるパソコンの数も限界がありました。

「大人数での一斉開催は難しい」がCBTの弱点だったため、一斉試験はなかなか実現しませんでした。

CBTソリューションズの一斉試験モデル

ここで全国47都道府県にテストセンターを持ち、ワンストップサービスを展開するCBTソリューションズの一斉試験モデルを紹介します。

会場数拡大

CBTソリューションズは、全国47都道府県に340以上のテストセンターを保有していますが、パソコンが数台程度のテストセンターもあります。

しかし、現状のテストセンターのうち、主要都市を含む30の都道府県に100以上の一斉試験用会場が利用可能になり、一斉試験モデルの実現に辿り着きました。

CBTソリューションズのワンストップサービスをフル活用

限られた人員で、全国規模の受験者対応が可能か?

心配無用です。

試験運用のためのシステム構築はもちろん、事務処理から受験者対応まで全て委託出来ます。

試験運用に関わる業務全てを、フロー化してオンライン処理を行います。

複数の業者に業務を分散せず、最初から最後まで一元管理することで、トータルのコストを抑えることが可能となりました。

CBT一斉試験を行う条件

試験問題は1セットあれば開催可能。

一斉試験で1度に対応可能人数は、上限500人。

受験者数が500人を超える場合は、開催日を複数設定するか、時間をずらして開催が可能。

このように、上限人数の設定はありますが、対応策まで用意されています。

CBT一斉試験のまとめ

最後に一斉試験モデルのメリットを、主催者・受験者双方のメリットでまとめます。

【主催者メリット】

システム開発から試験運用、受験者対応まで全て委託できるので、低コストでノウハウを持っていなくても大丈夫。

【受験者メリット】

一斉試験で試験日は指定されても、全国30都道府県100会場から場所を選んで移動コストは抑えられる。

人気の記事