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CBTシステムの導入スケジュール契約完了から公開まで

CBTシステムは、導入してから公開までどのくらいの期間を必要とするのか。

スケジュール感はシステムをカスタマイズする規模によって変わりますが、目安で2~3ヶ月になるでしょう。

今回は、大規模なカスタマイズを想定して「試験実施まで4か月」のスケジュールを基に解説していきます。

CBTの導入スケジュール

基本的なスケジュールを解説します。

設定は4ヶ月間でスケジュール完了の説明ですが、要件や調整内容によりカスタマイズの規模が変わり、スケジュールも変動します。

スケジュール感を把握するための、基本形と考えてください。

1ヶ月目・第一週

最初のミーティングを行います。このミーティングでは、システムの説明を中心に今後のスケジュールの認識を摺り合わせします。

1ヶ月目・第二週

【主催者側】

CBTソリューションズ(以後はCBTSと表記)に提出していただく試験仕様書を作成していただきます。

試験仕様書の内容は、「試験問題数」「試験時間」「出題形式」などになります。

この段階では、システムに登録する問題の必要数は、試験に出題する問題数の約3倍ほど必要と想定してください。

1ヶ月目・第三週

試験仕様書を基に、両社実作業を開始します。

【主催者側】

CBTSで用意したExcelフォーマットに、試験問題を記入していきます。

この段階での注意点は、今後システムに問題を登録する作業は、主催者側で行うかCBTS側で行うかの選択をしていただきますが、問題を作成するのは主催者側にお願いする作業になります。

【CBTS側】

試験問題をExcel化していただいてる期間、同時進行で試験仕様書を基にシステムの環境準備に入ります。

1ヶ月目・第四週

両社とも、1ヶ月目第三週と同じ作業を引き続き行います。

この週では、進捗確認と実作業に入ってからの質疑応答を兼ねたミーティングを予定しています。

2ヶ月目・第一週

【主催者側】

基本的には、試験問題のExcel化を引き続き行っていただきます。

2ヶ月目は一ヶ月間かけて、試験問題のExcel化を行います。

CBTでは、従来の試験体制より実施回数を増やすことが前提になっているため、事前にお知らせした問題数より多めに問題を用意していただくと、より効果的な試験が実施できるとご理解ください。

【CBTS側】

2ヶ月目は、丸一ヶ月間かけて主催者の行う試験内容に沿ったシステム運用が行えるよう、各種機能のカスタマイズを行います。

この作業は、システムが良好に運用するための生命線ともいえる作業にあたります。

2ヶ月目・第二週

【主催者側】

前週に引き続き、試験問題のExcel化を行いますが、作業が一つ加わります。

同時進行で、試験概要準備に取り掛かっていただきます。

概要準備とは、受験者の申し込みから結果通知、事後対策までを指しています。

従来の試験でも行っていたことがほとんどになると思われますが、CBTを採用して効率化された分、勝手が違うと解釈してください。

運用工程も様変わりするはずです。同じ試験でありながら、運用するシステムが変わって新しい試験運用に取り組むと考えた方がいいかもしれません。

【CBTS側】

前週に引き続き、カスタム作業。

2ヶ月目・第三週

【主催者側】

前週に引き続き、試験問題のExcel化と試験概要準備。

【CBTS側】

前週に引き続き、カスタマイズ作業。

2ヶ月目・第四週

【主催者側】

前週に引き続き、問題のExcel化と試験概要準備。

【CBTS側】

この週までカスタム作業は継続しますが、作成された問題の受け取りも開始します。

問題の受け取りとは、システムへの問題登録と同じ意味と解釈してください(以後、問題登録と表記)

3ヶ月目・第一週

【主催者側】

問題のExcel化は完了。3ヶ月目は、丸一ヶ月間を費やして、登録する問題の「検証」と「修正」に当てられると考えてください。

試験問題は、直接受験者に提示する内容になるため、導入スケジュールのなかでも最重要作業に位置付けられます。

【CBTS側】

カスタマイズが完了して、主催者側と協働で問題の検証と修正を行います。

同時に、カスタマイズしたシステムが問題なく機能するかの、開発検証も行います。

3ヶ月目・第二週

【主催者側】

登録した問題の検証と修正。

【CBTS側】

登録した問題の検証と修正。同時にカスタマイズしたシステムの検証。

3ヶ月目・第四週

【主催者側】

登録した問題の検証と修正。

【CBTS側】

登録した問題の検証と修正。同時にカスタマイズしたシステムの検証。

併せて、テストセンターの事前説明と管理画面の提供も開始します。

4ヶ月目・第一週

【主催者側】

検証と修正が終了して、テストセンターの事前説明を受けていただく期間になります。

【CBTS側】

テストセンターの事前説明と管理画面の提供

4ヶ月目・第二週

CBTシステムが稼働直前の時期にあたります。

この週は、両社協働の時期になり、提供した管理画面の説明をして、実稼働に備えます。

4ヶ月目・第三週

CBTシステムを稼働させます。

ただし、最初は運用面も含めたシステムの試験的稼働の意味合いもあり、両社協働で稼働させます。

4ヶ月目・第四週

前週と同じく両社協働での稼働になりますが、この週をもって導入スケジュールは完了となるため、CBTシステムの最終確認を行って終了となります。

CBT導入スケジュールまとめ

最後に、主催者側で行っていく作業を簡潔にまとめてみます。

スケジュールを一週間ごとに書きだしましたが、主催者側で行ってもらう主な作業は、下記の3点になります。

  • 試験仕様提示(問題数、試験時間、出題形式etc)
  • 規定のexcelフォーマットへの試験問題記入
  • 問題登録後の検証・修正

https://cbt-s.com/flow/

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