[CBT]個人情報保護力量検定（エキスパート）

この検定試験は、個人情報保護管理者（CPO）、個人情報保護監査責任者（監査責任者）として備えるべき知識の習得を目指す検定試験です。

CPOは、事業者等において、個人情報保護マネジメントシステムを構築し、運用する責任者であり、個人情報の取り扱いに関する責任者です。また、監査責任者は、事業者等の個人情報保護マネジメントシステムがプライバシーマークの要求事項に適合しているか、個人情報保護マネジメントシステムの構築・運用状況について内部監査を実施し、その有効性の強化・改善を図る責任を有します。これらの役割を担うためには、個人情報の取扱いに関する高度な力量が求められます。

個人情報保護力量検定（エキスパート）は、そのような力量を養うために、次の2つの教材に基づき、個人情報保護力量検定（スタンダード）において求められる基礎知識に加えて、個人情報保護マネジメントシステムの構築、運用、改善の実務において必要とされる組織構築、運営に関する知識の習得、CPO・監査責任者の責任・役割の理解、実務対応における留意点の把握を目指すものです。
①　個人情報保護力量検定教科書（一般社団法人日本DPO協会編、一般財団法人日本情報経済社会推進協会（JIPDEC）監修協力）
②　個人情報保護マネジメントシステム 導入・実践ガイドブック（JIS Q 15001:2023）－PマークにおけるPMS構築・運用指針対応（第3版）（JIPDEC著、出版：日本規格協会）

この検定試験では、プライバシーマークにおける個人情報保護マネジメントシステム構築・運用指針の要求事項に関する正確な知識の有無と理解度に加え、CPO又は個人情報保護監査責任者として備えるべき「力量」を測る一つの手法としてご活用いただけると考えております。

実際にCPO・監査責任者の任務を遂行するに際しては、上記の教科書に基づく知識のみならず、知識に基づく応用力も必要とされ、さらにいったん身に着けた知識自体も法改正や要求事項の改訂等に伴って随時更新することが必要です。個人情報保護力検定（エキスパート）は、必要に応じ改訂を加えることにより、それぞれの時点においてCPO・監査責任者に最低限求められる知識の習得を図るものです。