株式会社CBT-Solutions

Case study

導入事例

株式会社グロービス 様
「アセスメント・テスト『GMAP』」

AIを活用した不正監視システムRemoty AI+に寄せる期待。シー・ビー・ティ・ソリューションズ社のシステムで受験者に合ったアセスメント・テスト「GMAP」の提供を可能に。

2015年からシー・ビー・ティ・ソリューションズ社にIBTとマークシート受験の運営をお任せしています。

経営知識や論理思考力を測定するアセスメント・テスト「GMAP」は、採用試験や人材育成を目的に多くの企業に導入され、1997年の提供開始以来、累計45万人以上が受験しています(2020年度末時点)。

サービス開始以来、GMAPでは、各社の担当者が会議室などで監督しながら実施するマークシート受験のみを提供していました。しかし、導入企業が増えるにつれマークシートの配送や採点など手作業による運営業務の手間が課題になり、弊社担当者から「試験申込から試験実施や採点、結果通知までインターネット上で完結する受験形態を導入したい」という声が浮上しました。受験者にとっても利便性が向上すると考え、インターネットでの受験とマークシートでの受験を併せて実施できるパートナーを求めていました。

その時に出会ったのが、インターネット上で受験できるIBT(Internet Based Testing)とマークシート受験のどちらの運営ノウハウも持つシー・ビー・ティ・ソリューションズ社(以下、CBTS)でした。社長並びに担当してくださった社員の方の魅力的な人柄も決め手となり、2015年から継続して試験運営をお任せしています。

こうして、試験の申込から採点、結果通知まで一貫してインターネット上で行えるCBTSのIBTを導入したことで、マークシート受験と比べGMAP導入企業の利便性向上に加え、弊社担当者の工数も大幅に削減することができました。現在も、企業ごとに会議室などで担当者による監督のもと受験する「集合型WEB受験」として提供中です。

さらに2020年4月からは、受験者の利便性向上と担当者の負担軽減を目指し、全国各地にあるテストセンターで試験監督官の監督のもと受験ができるCBT(Computer Based Testing)という新たな受験形態を導入しています。これにより、受験者が都合の良い日時に自宅近くのテストセンターへ行って受験できるようになっただけでなく、企業の担当者の負担になっていた会議室の手配や監督業務などの削減にも成功しました。

ところが、長引くコロナ禍により外出自粛や在宅勤務が常態化。企業の採用活動や人事評価に関してもオンラインで選考面接や面談が行われるようになったことを受け、「GMAPを自宅で厳格に受験できる方法はないか」と新たな提供形態を模索し始めました。

利便性と厳格性を兼ね備えたRemoty AI+は、GMAPの導入企業も求めていた試験形式でした。

そこでCBTSから案内していただいたのが、オンライン試験の不正監視システム「Remoty AI+(リモティAI+)」です。Remoty AI+では、受験者が希望する日程・時間・場所で試験を受ける様子をWEBカメラで録画し、その映像からAIが替え玉受験やカンニングなどの不正行為を判定します。試験実施の際に自宅から出る必要がなく感染リスクを抑えられる上に、AIによる監督のもと試験実施が可能という、私どもが思い描いていた受験形態に近いものでした。
現在、GMAPではRemoty AI+を「AI監督型WEB受験」という名称で提供しています。  
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▲Remoty AI+の仕組み
採用試験の1つとしてGMAPを導入いただいている企業にとってもRemoty AI+によるAI監督型WEB受験は理想の受験形態です。先述の通り、新型コロナウイルスの流行に伴ってオンラインでの説明会やWEB面接の活用など、採用活動のオンライン化が急激に進んでいます。応募者が来社する必要がなくなった分、選考にかかる期間も短くなってきている中で、今まで通り同じ会場に応募者を集めてGMAPを行っていては、選考スピードが鈍化してしまいます。AIの監督で不正行為などを抑制しつつ、都合の良い日時※・場所で受験できるRemoty AI+は、オンライン化が進む企業の採用活動に適したシステムでした。
※定期メンテナンス実施時はご受験いただけません。 
Remoty AI+は2020年に誕生した、まだ新しいサービスです。正直に言うと、導入に対する懸念もありました。しかし、全ての受験形態を一括管理できる利便性と2015年から試験運営をお任せしているCBTSへの信頼と期待を込めて、Remoty AI+の導入を決定しました。

Remoty AI+導入による課題もCBTSと協力して解決。

Remoty AI+と以前からのGMAPの受験形態(マークシート受験・集合型WEB受験(IBT)・テストセンター受験(CBT))には大きな違いがあります。それは、試験の監督官が受験者の近くにいないということです。そのため、受験者1人で問題なく試験が実施できる必要があります。
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▲GMAPの受験形態一覧(2022年3月現在)
そこで、CBTSの営業担当の方に協力いただき、受験時の操作方法を説明した「受験の手引き」の作成や受験者の問い合わせに自動で対応してくれるチャットボットというコミュニケーションツールを導入しました。24時間いつでも受験者の疑問を解消できるように事前準備をしたことで、スムーズな試験運営に繋がっています。

他にも、導入企業の担当者に向けた資料作成にもお力添えいただきました。例えば、受験者の目線が少し画面からそれた場合にも、AIは「不正行為の可能性がある」と判定してしまいます。不正行為の検知は重要ではありますが、誤った判定が多いと試験を運営する担当者の確認作業に負担をかけてしまいます。そのため、CBTSと相談し、不正行為と判断する際の基準値を示した資料を作成しました。前もって各社の担当者に基準値を伝えた結果、過度な負担を防ぐことができています。

AIは完璧なものではありませんが、「正確な不正行為の把握ができる」と期待される方も少なくありません。正しくRemoty AI+を利用していただくため、これからも導入企業や受験者には丁寧な対応をしていきたいと思います。 

メリットが異なる複数の受験形態を併用し、企業に合わせた提案が可能に。

現在、GMAPではマークシート受験、集合型WEB受験(IBT)、テストセンター受験(CBT)、AI監督型WEB受験(Remoty AI+)の4種類の受験形態で試験を行っています。特に新しくテストセンター受験とAI監督型WEB受験のために導入したCBTとRemoty AI+に着目すると、CBTは全国各地にあるテストセンターから受験者の都合が良い場所や日時で受験できるのが利点です。また、同じ会場に受験者を集めて試験を実施するよりも新型コロナウイルスの感染リスクを下げることができます。一方で課題に思ったのは、テストセンターが開いていない早朝深夜や、既に会場の予約枠が埋まってしまっている場合は受験者の希望の日時・場所に沿えないケースも考えられることでした。

Remoty AI+は早朝深夜に関わらず受験者が希望する時間・場所で受験できるため、導入したことでCBTと比較しても利便性が格段に良くなっています。さらに、受験の様子を録画しAIが不正行為を検知してくれるので、一定以上の厳格性も担保されます。新しいサービスのため改善が必要な点や運営側で工夫を求められる点もありますが、厳格かつ公平な試験運営と受験者の利便性向上を実現できるため、充分にメリットがあるシステムです。

このように全ての受験形態にそれぞれの特徴があり、それらを活かせるようGMAPでは複数の受験形態を併用しています。GMAPの受験者が拡大している背景には、興味を持ってくださった企業にマッチする受験形態を提案できるようになったことも要因の1つとして挙げられます。 

今では、新規導入企業のほとんどがRemoty AI+を選択してくださっています。

まだRemoty AI+によるAI監督型WEB受験のご案内を開始して1カ月ほど(取材時点)ですが、新規導入企業のほとんどがAI監督型WEB受験を選んでくださっています。特に採用試験に利用する企業では、AI監督による厳格かつ公平な受験環境の実現と、早朝深夜に関わらず受験者が希望する時間・場所で受験できる利便性を両立でき、新型コロナウイルスの感染リスクを抑えられるようなサービスを希望されています。

経営知識と論理思考力を測定するGMAPを、CBTSのシステムを活用してより多くの企業にご利用いただきたい。

テクノロジーやAIの発展により、人間に求められる仕事も変わってきています。今まであった仕事の中には、将来AIに取って代わられてしまうものもあるでしょう。この変化に適応し、今後のビジネスで活躍する際の武器になるのが、GMAPで測定する経営知識や論理思考力だと私どもは信じています。

今後もGMAPは、能力開発や組織づくりを支援するアセスメント・テストとして、より多くの企業への導入を目指してまいります。そしてRemoty AI+をはじめとしたCBTSの各種システムが、これからのGMAPを支え続けてくださることを期待しています。